2012年5月8日火曜日

南三陸へ おでってさ また行ってきました!


GW中の会社休日となった5月1日・2日、東北へボランティアにまた行って来ました。

まずは、事前準備。前回は、ほぼ土いじりと同じ装備で若干貧弱だったので、今回はボランティアマニュアルを参考に仙台近郊のホームセンターで買出し。右から、鉄板入りの長靴に、安全めがね、ゴム手袋×2種類を購入。ボランティアのために用意してみたのですが、使ってみて実際に安心感が増したこともあり、いざ自宅で災害が起こった際にきっと役立つなあと感じました。

初日は、4月中旬に訪れた南三陸町へ。
南三陸町災害ボランティアセンター(VC)には、平日にも関わらず200人近い有志が集まりました。前日の祝日には倍の400人近い方々が駆けつけたとのこと。週に何日か閉鎖するVCが多いなか、ここは無休で対応しておりVCスタッフにも頭が下がります。


今回割り当てられた作業は、農業支援。ここは海岸線から2~3km離れたところで、津波は来なかったのですが、沿岸部で畑を失った方がここで農業を再開するということです。見た目は畑ですが、元は荒地なので石や岩がごろごろ。スコップで掘って石を拾います。


過去に一度ボランティアが作業しているにも関わらず、まだこんなに石がでてきます。15人がかりで1日でビニルハウス1棟がやっと終わりました。ハウスは30棟あり、まだまだ植付けまでにかかりそうです。








作業を終えて名取市の実家へ。途中にある追分温泉というところで疲れをいやし、






ここ南三陸の海で震災後初めて収穫したというホタテを買って味わいました。東北観光も充分楽しめます!













2日目は、仙台駅から車で30分程度、塩釜市となりの七ヶ浜町へ。南三陸町ほどの大きなダメージでは無さそうですが、津波で被害を受け、未だ復興途中の海岸の町です。



VCには165名が集合。電話で事前受付する必要があるので、もっと厳格なところかと思っていましたが、アットホームな感じ。南三陸に比べ、仙台市に近いからか若い女性が多い。



割り当てられた作業は、農業支援。田んぼの復旧はこのように何段階も経るそうです。








現場の田んぼは、海水に浸かったので土は塊になっています。大勢のボランティアがガレキを撤去したあとなので作業は非常にソフトです。前日と違い、耕さずに表面の小さい石ころを拾うだけ。見た目はきれいでも塩分が未だ強く稲作はできないので、本日の作業のあと塩分に強い大豆を初めて植えてみるとのこと。無事に育つことを祈ってます。







2日間の作業を終え、横浜の自宅へ車で帰ります。ここでボランティアをやろうという方に朗報!なんと高速道路料金がタダになります。


これが無料通行のための書類。手続きは、現地のVCで「ボランティア活動証明書」を発行してもらい、現地か自宅近所の町役場で「災害派遣等従事車両通行証明書」を完成させればOK。仙台→東京の7,100円がうきました。ただし、正式には“ガレキ拾い”に限定されるので“農業支援”とすると適用されない恐れがあること、当面6月末までの制度であること、等で注意が必要です。












ところで、仙台といえば牛タン。ボランティア帰りに仙台市内の老舗「太助」で購入、翌日のキャンプで頂きました!



ボランティアついでに東北観光、東北のうまいもの購入など、皆さんのお気軽な東北ご支援を期待しております。
(文責:白川真之)